歴代トップ絵





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■ 41 代目 ■

14000 円か、20 円か――マリーンバトル。

コメント  正直、個人的な思い入れは一切といっていいほどない。5号機として復活しなければ、特に思い出すことすらなかっただろう。しかし──フラグ持ち越し機なのに、ハズした次のゲームで順押ししてしまったり、4000 ハマったという噂を聞いたり──インパクトが全くないわけでもない。
 中押しで魚雷(1枚役)or ボーナスとなる、通称「プギョナ」についても、当時はこれといって関心を持たなかった。なぜなら、ほとんど打たなかったから。同じ「大量獲得+フラグ持ち越し」では、ガメラの方をよく打った。REG のないマリーンバトルは、BIG 間ハマリがそのままボーナス間ハマリとなるため、それを恐れて近寄らなかった……ような気がする。


■ 42 代目 ■

鳴り響く かの鐘の音ぞ 誰がために――リバティベル3。

コメント  センチュリー21 と同じ配列を持つ、即ち兄弟機。幅広いリール、鳴り響くテンパイ音、中段7テンで鉄板──ほとんど同じでありながらも、ボーナス抽選方針というゲーム性は、大きく異なっていた。
 完全確率方式に則りながらも、前ボーナスからの消化ゲーム数によって確率変動が行われるセンチュリーに対して、当機はゲーム数が 11 の倍数の場合にのみ、高確率でボーナスが抽選されるというものだった。そのため、11 の倍数以外のゲームでは1枚掛けによる節約が可能、という攻略法が存在した。


■ 43 代目 ■

振り返れば、ヤツが来る――キングパルサーエース。

コメント  ボーナス放出ゲーム数を、テーブルで管理したストック機の代表といえばキンパルであり、自分が最も忌み嫌う台種であった。ストック機の情報の多くは攻略雑誌で公開され、当然ホールでは期待のできるゾーンを抜けた台しか落ちていない。収支面では仕方のないことかもしれないが、面白そうな台でも、気軽に打つことすらできない──これが、自分がテーブル型ストック機を嫌う、最大の理由だった。
 そして、このキンパルエース。当然の如く、当機もテーブル型ストック機であった……が、連荘ゾーンが広くなるなど、瞬発力が抑えられる代わりにテーブルも緩くなった。加えて、レア小役による自力解除も可能になり、比較的遊びやすい仕様となっていた。更には、演出なしでもリーチ目が出るなど、打ち込む度に気付ける魅力も少なくなかった。


■ 44 代目 ■

虹が架かれば、鐘は鳴る――リバティベル4。

コメント  センチュリー21、リバティベル3と並ぶピエロ3兄弟にして、元祖虹7のリバティベル4。他の2機種と異なる点の1つとして、写真のような下段プナチェナも2確となる。
 また、初当たりボーナス終了後は5ゲーム後にボーナス抽選を行うという、ボーナスの抽選方式も異なるものだった。この5ゲーム間はリバティベル3同様、1枚掛けをすることで節約が可能であった。このボーナス抽選に当選すると、更に5ゲーム後にはフルーツ抽選が行われる。ただし、この場合は抽選後の 60 ゲーム間はボーナス抽選が全く行われないため、フルーツ抽選に漏れた場合は、これまた1枚掛けすることで大幅な節約ができた。


■ 45 代目 ■

出目がよければ、演出も映える――ケロット。

コメント  タイトルから「パルサー」の文字をなくした、初のパルサーシリーズ。重複役を多く取り入れたのも今作が初であり、また平行オレンジより斜めオレンジが期待大という点は、キングパルサーエースを踏襲している。
 ただし、重複役の数と重複比率が大きすぎるため、せっかくの出目を純粋に楽しめないという欠点もある。高設定であれば直撃ボーナスの割合も高くはなるが、それでも重複比率はかなり高い。それ故に、突然リーチ目が出た時の喜びはひとしおではある──が、やはり出目が生きてこその液晶演出。個人的には、もう少し直撃比率を上げてほしかった。


■ 46 代目 ■

静と動が、織り成す制御――トリコロール96。

コメント  3色の7が存在する当機。しかし、その7が一直線に揃えばリーチ目──などという、単純な制御は持ち合わせていない。テーブル制御とコントロール制御、2種類のリール制御を史上初めて持ち合わせた台である。
 絵柄がビタでテンパイすれば、何らかのフラグが成立。ならば、ビタ止まりしなければアツくなれないか──と言われれば、答えは否。例えば、ボーナス成立時に7を左中段に狙うと、わざわざ次の7を上段に持ってくる。ビタでもスベリでも期待が持てる。その上、BIG 中の技術介入度もあった。制御で楽しむには、もってこいの1台である。


■ 47 代目 ■

花が咲いたら、幸せ満開――スーパーウィンクル。

コメント  前作ウィンクル同様、7のビタテンで BIG 2確となる。その7絵柄に「SEVEN」と付くことで可視性が増したというが、なるほど確かに、赤い絵柄に白い文字はよく映えて見える。しかし、この次に高砂からリリースされたドリセブの7は、同様に「SEVEN」の文字が付いているにも拘わらず、妙に見難いと感じるのは自分だけだろうか。
 また、当機にはビタテンの他に、ボーナス成立後にはメイン小役が逆転するという、高砂のお家芸が搭載されていた。そのため、通常時はレア小役であるチェリーと花が続いて揃うと──もちろん「レア小役の連荘」の可能性もあるが、だからこそ、その度に一喜一憂できた。


■ 48 代目 ■

原点回帰により、愛す物語――アイスストーリー。

コメント  オリンピアの原点回帰宣言、そして発売されたアイスストーリー。出目のよさはもちろんのこと、テトラを付けたことで初心者にも受け入れられやすいゲーム性は、確かに原点回帰に相応しい出来だった。加えて TY 値が推定 450 枚前後ということで、極めて甘い台でもあった。
 しかし、オリンピアの方向性は、原点回帰をした直後に 180 度変わることとなった。その要因が獣王の登場であり、爆裂 AT 機時代の幕開けでもあった。山佐のナイツにせよ、もし AT 機の出現がなかったら、その先がどうなっていたか──原点回帰が続かなかったことを惜しむ打ち手は、自分以外にもいたことと思いたい。