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運命の出会いから、早6年。しかし、まだたったの6年――で、我が最愛機ファウストは天寿を全うすることとなった。もう 10 年、いや5年は案外大丈夫だろうと思っていただけに、みなし機撤去の規制は本当にショックだった。
自分の最愛機種である故に、多少の贔屓はあると思う。しかし、このファウストという台に対して不満を持つ打ち手は、自分の知る限りは極めて少ない。稀に「好きでない」という打ち手の意見は、揃ってスペック面のことを口にする。確かにこの台は、お世辞にも勝ちやすい機種ではない。だから自分も、そういった意見は素直に受け入れる。
しかし、ファウスト最大の魅力はスペック面ではなく、その世界観。そして、スロットとしての純粋な楽しさにあった。テトラリールが奏でる演出もさながら、音もまた素晴らしく、スロットのメインたる出目も秀逸であったが、何よりそれらのバランスが恐ろしいほど絶妙に保たれている。平凡なリプレイナビがハズれてしまうこともあれば、強めの演出もしっかり用意されている。かといって、演出が発生しなければノーチャンス――ということは決してない。分かりやすい形から変態目までが静かに現れる、初心者からマニアまで楽しめる台だった。
上の写真は、確定時ではなく BIG 中のもの。深紅に染まるトリプルセヴンが美しく、それを前面に出す形で撮影した。
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