女性のための津軽会話2

喫茶店にて・・・・

明子・「何が食べね?わ、こばらっこへった。」
(訳)「何か食べない?私、少しお腹が空いたよ」

美紀・「トースト頼んでわげるが。」
(訳)「トースト注文して、一緒に分けようか。」

注文も済んで・・・・

明子・「おめ、斎藤おべでる?」
(訳)「あんた、斉藤君覚えている?」

美紀・「うん、小学校のどぎいぐねわらしだったあれだべ?」
(訳)「うん、小学校のときズル賢しいガキだったあいつでしょう?」

明子・「今だっきゃ医者さなったんだど。」
(訳)「今や医者になったんだってよ」

美紀・「あれ、しても勉強だばでぎでらし、親も医者だもの。じぇんこあるし・・・」
(訳)「あらそう、でも勉強は良く出来ていたし、親も医者だからね。お金もあるし・・・」

明子・「いまだっきゃえふりこぎで外車さ乗ってるし、ブランドものでねば着ねし連れでるおなごもいっつも違うし・・・」
(訳)「いまや見栄っ張りで外車に乗っているし、ブランドものの服じゃなければ着ないし連れ歩いている女性もいつも違うし・・・」

美紀・「んだ、今恵子どしてらの?あれも高校のどぎえふりこぎであそんでばしいだっきゃの」
(訳)「そうだ、今恵子どうしているの?あの人も高校のとき派手で遊んでばかりだったよね。」

明子・「うん、あれだっきゃ今、こどもおぶってずんぶかちゃくちゃね格好してどでまじあるいでらおん。」
(訳)「うん、あの人は今、子供をおんぶしてずいぶんゴチャゴチャした格好して土手町を歩いていたよ。」