木星で見た夢・あとがき
 

   インターネットで小説公開……おお、これってひょっとして全国デビュー!?
   ……などとわけの分からんことをほざいている作者ことツボです。はじめまして。
   ったく、何が全国デビューだか。これ書いてる時点でアクセスカウンター19のくせに。
   しかも、そのうち5くらいが自分だったりする(笑)。
   え〜、「粗頁」に記したように、この作品(と呼べるのか、これが)は投稿用第1作のな
  れの果てであります。ちなみにオリジナルの題名は「Exsamination」でした。
   いや、何がテストなのかというと……ストーリーとしては、「宇宙飛行士を希望する主人
  公・ケイリが、国家試験をクリアして木星付近に初フライトし、ペセタと共に木星に落ちて
  いく――そしてアルカディア(オリジナルでは無名の草原)でジュセスと出会い、王家の
  先祖、つまりジュセスの血族であるレカルクと決戦、ジュセスが殺されるがケイリが魔法
  で生き返らせる――そして木星に平和が戻り、ケイリをすっかり気に入ったジュセスは、
  彼女に相応しい人間にするために、木星に関するあらゆるテストをケイリに押しやる――」
  といった内容でした。今考えると、すっげーお粗末なものですが(今もそうだが)。
   しかし、ストーリー以前に題名を「Exsamination」にしなければならない理由がありま
  した。それは――登場人物の名前を、全て大学入試中に考えたからです(爆)。ただし、
  第1志望の大学だけは、怖くて休憩時間に考えました(それが主人公のケイリ)。ちなみ
  に、ボス的存在のレカルクは、記念受験校のW大入試時です(爆)。
   また、ネーミングも安直なんだよな……ペセタは(初期設定では)両親が商人だったか
  ら、通貨の単位をそのまま取ったし、ジュセスなんてジュピタープリンセスの略だもんな。
  まったく、安直すぎるにもほどがある(笑)。
   それだけではない。ヘヴンズゲートはまさしくそのままだし、アルカディアはギリシア神話
  に出てくる(と英語辞典には書いてあった)高原のこと。パッションフレアももちろん英語で、
  直訳して「情熱の炎」(そのまんまやん)。また、本作品オリジナルの「ツァイト・トレーネ」
  は実はドイツ語で、これも直訳すると「時の涙」。く、くだらん……。
   さらに言うとこのストーリー構成、かなりいい加減です。「粒」の属性を持つエウカは、
  とうとう最後まで魔法を使わなかったし、小屋の中でロゼットが見せた「脳」の魔法の説
  明をしていない(ここでしてしまうと、「脳波」を通して、横たわった彼の幻影を見せていた
  のです)。それに、木星キャラの年齢もはっきりさせてないな……ちなみに年は、ジュセ
  スが1歳(!?)で、エウカが……2歳になったばかり、かな。ロゼットが5歳でサーグーン
  が4歳半。最長老はレカルクの14歳です。「何ふざけてんの?」と言いたいかもしれませ
  んが、しょうがないじゃないですか……木星の公転周期が11.9年、およそ10400日なん
  ですから(木星の自転周期が9時間50分ですので、これを1日と考えると10400日となり
  ます)。まあ、つまりジュセスはケイリと同い年くらいに思って下さい。
   しかし、駄作ではあれこういう下ごしらえを過去にやっていたからこそ短期間(外泊や部
  活等を考えて、実質1週間)で書けたのであり、こんなにスムーズに書けたのはこれが最
  初で最後でしょう。
   今度はいつ会えるか分かりませんが、まあ期待しないで気長に待っていて下さい。こん
  な駄文を最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。

                               98.2.27 PM11:18 作者

 



 
ぜひ、感想をお聞かせ下さい!
tsubo2@mail.interq.or.jp
 
 
  小説の目次に戻る
 
 
TOPに戻る