ＤＡＹ１２ Ｔｒａｎｓｆｅｒ ｔｏ ＳＡＮ ＡＮＴＯＮＩＯ （ＴＥＸＡＳ）

10号線で結構大きな町ＳＡＮ ＡＮＴＯＮＩＯへ。 スペイン系の多いこの町にはゴンドラが通る水路があって、行った事ないけどベニスみたい。 川辺にカフェなんかがあったりしてヨーロピア〜ンな雰囲気が超オシャレ。 リバーウォークの店があまりに素敵な町並みに思わずおバカなＮＡＯＭＩと私は、「ノンノショットやー。」とポーズをキメて写真撮影。 もっとも出来上がりはアホみたいなんばっかりやったけど。 やたら古い教会、"ALAMO"を見学して夜は映画を観に行った。 今日の食事当番はNAOMI&RIEチームの大阪名物、お好み焼きに決定。 お肉はベーコン、ソースはＢＢＱソースを使ってこれならＡＮＮＡのも簡単に分けて用意できるもんね。 大量のキャベツを刻んでいると、Ｔが寄ってきた。 「何作るの？」「日本風キッシュかな。」ん〜苦し紛れやけどこうとしか説明できない。 Ｔはやたら興味があるらしく、私たちを観察していた。 フライパンがひとつしかないので、二枚目が出来る頃には一枚目が冷えちゃって困ったけど、思った以上に好評で、Ｔなんかはレシピを教えてほしいと言うほど。 大阪ではコテコテのお好み焼きが彼にはやたらヘルシーに思えたみたいだ。 日本語を教えてもＴが一番発音がうまくて、毎朝「オハヨウゴザマス、リエサン。」とか言ってなかなかカワイイ奴である。 イスラエルって危ない所なのかなんて聞いたら、「新聞やニュースでは危険な事ばかり報道されるけど、すごく平和な国だ。」とムキになる。 彼はいつも近くの海でサーフィンをしてるらしい。 そんなＴもこの旅行が終わると兵役に行かなくてはならず、三つ編みしてあげたティモテの様に伸びた髪を切って丸坊主にしないといけない、と少し悲しそうに話していた。 旅行の後、誰も彼の消息を知らないのが今でも気がかりで、Ｔが言う様な平和なイスラエルである事を心の底から願っている。


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