歴代トップ絵





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■ 初代 ■

我が最愛機ファウスト、永遠なれ――

コメント  運命の出会いから、早6年。しかし、まだたったの6年――で、我が最愛機ファウストは天寿を全うすることとなった。もう 10 年、いや5年は案外大丈夫だろうと思っていただけに、みなし機撤去の規制は本当にショックだった。
 自分の最愛機種である故に、多少の贔屓はあると思う。しかし、このファウストという台に対して不満を持つ打ち手は、自分の知る限りは極めて少ない。稀に「好きでない」という打ち手の意見は、揃ってスペック面のことを口にする。確かにこの台は、お世辞にも勝ちやすい機種ではない。だから自分も、そういった意見は素直に受け入れる。
 しかし、ファウスト最大の魅力はスペック面ではなく、その世界観。そして、スロットとしての純粋な楽しさにあった。テトラリールが奏でる演出もさながら、音もまた素晴らしく、スロットのメインたる出目も秀逸であったが、何よりそれらのバランスが恐ろしいほど絶妙に保たれている。平凡なリプレイナビがハズれてしまうこともあれば、強めの演出もしっかり用意されている。かといって、演出が発生しなければノーチャンス――ということは決してない。分かりやすい形から変態目までが静かに現れる、初心者からマニアまで楽しめる台だった。
 上の写真は、確定時ではなく BIG 中のもの。深紅に染まるトリプルセヴンが美しく、それを前面に出す形で撮影した。


■ 2代目 ■

魅惑の中段チェリー、APEX301EX――

コメント  中段チェリーがアツいといえば、それまで自分の中ではスーバニでしかなかった。確かに出現しただけでボーナスが確定するという、強力な中段チェリーは魅力的だ。だが、この APEX の中段チェリーときたらどうだろうか。
 APEX の最強出目も、この中段チェリー。しかし、これはレギュラーはもちろんシングルでも停止する。はたまた、単なる2枚チェリーの場合もある(厳密には、スーバニもそうだが確率は激低)。下手すると種なしな中段チェリー、しかしそこがアツくなれる要点となった。鉄板でないからこそ、アツくなれる――これぞ、スロットの神髄。故に、最高のチェリー。


■ 3代目 ■

コレさえ見られれば満足だった、大花火――

コメント  この2確を見るためだけに、打ち込んだと言っても過言ではない。ただし、打ち込んだ最大の理由は、近場にあったみなし機が大花火だけであったことだと思う。
 実は当機がデビューした 2000 年当時は、この大花火が大嫌いで仕方がなかった。というのも、鉢巻きリールが当時の自分にとっては曖昧過ぎたのだ――なぜ、三尺玉停止でリプレイが揃うのだろうと、よく怪訝に思ったものだ。しかし、晩年は逆にその曖昧さが面白く、後継機である花火百景よりも断然楽しく打てた。全盛期には BIG 中のビタハズシをフルウェイトで行っていたが、酷い時には3周目押しで成功率 10 %にも満たなかったなど、よくも悪くも思い出深い機種である。


■ 4代目 ■

元祖青7の美しさ、ドリームセブン――

コメント  写真の出目は BIG 2確であり、自身最後のドリセブの BIG 時に撮影したもの。場所はドリセブ最後の設置店、創業 1947 年を誇るパチンコ・モナミにて。奇数設定は BR 比率がおよそ1:2であるため、BIG の恩恵が非常に強い。そのこともあり、この2確目が出た瞬間の嬉しさといったらなかった。
 初の3号機であり、7絵柄の色に史上初めて青を採用した機種でもある。


■ 5代目 ■

出目と液晶の究極コラボ、タイムクロス――

コメント  山佐初の液晶機。最初に対峙した時は「予想以上に小さい液晶だ」と思った。しかし、その外観とは裏腹に演出、リール制御共に秀逸であり、万人が楽しめる作りになっている。「時を超えて赤ちゃんを捜す」というテーマも、液晶機を完成させた要因の1つだろう。
 そして何より、自分を虜にさせたのが写真の出目――「BIG 成立ゲーム限定目」。当時、まだスーパープラネットのような過去の名機と出会っていなかった自分は、初めて「BIG 成立ゲーム」というものを意識するようになった。この出目を知ると、如何に BIG 成立時には演出が発生しないかがよく分かった。


■ 6代目 ■

元祖「ブッタカ」此処にあり、センチュリー21――

コメント 「ブッタカ」とは7のテンパイ音。4号機初期に至るまで続いたユニバーサル系の伝統は、この台から始まった。また、今でこそ常識的ではあるが、2号機当時の中では画期的であり、一新されたデザイン――太めのリール、そしてサイズの大きな「ユニバーサルセブン」――もまた、この台が元祖だった。
 ゲーム性は至って単純であり、7の中段テンパイはどの形も確定。また、左のプラム付き7(写真では、左枠下にプラムがあるのが見える)からのテンパイは、下段を除いて全て確定という分かりやすさ。俗に言う「プナチェナ」というこの様式美は、1.5 号機のファイアバード7U やアメリカーナミントから受け継がれている。


■ 7代目 ■

4号機最後の革命、エルレボリューション――

コメント  エルレボと出会ったのはみなし機の X デー以降となってしまったが、それはそれで幸いした。なぜなら、これほど面白い名機と分かっていれば、果たしてみなし機を優先して打っただろうか――とすら思えるからだ。
 エルレボの特筆すべき点は、4.7 号機世代でありながら出目主体の台であり、技術介入度激高であり、また演出モードを自在に切り替えられることだ。演出なしで頑張るもよし、完全告知で仰け反るもよし。演出なしモードで成立ゲームを見抜き、次のゲームで1枚掛けで揃えると、前作のスペック A 同様に特殊フラッシュで祝福してくれる。


■ 8代目 ■

出目が織りなす小宇宙、スーパープラネット――

コメント  山佐の3号機にして、最高傑作と名高いスープラ。自身がその魅力に気付いた――いや、ようやくその「さわり」が分かってきたのは、悲しくもみなし機撤去説が世に広まってからのことだった。
 今では常識的とも言えるチェリーのハサミ目(中段チェリーのみ、しかし厳密には鉄板ではない)や、ケツテンといった分かりやすい形から、小役ハズレ目、2確、成立ゲーム限定目――そして超難解なマニアック型から織りなされるリーチ目の数々は、打ち手に対して毎ゲームの期待感と緊張感を与えたはずである。
 その上、それらのリーチ目がレア小役の取りこぼし時にも出現することにより、上級者も飽きずに楽しめた仕様だった。そしてそれは、メーカーは違えど4号機のエルレボリューションにも受け継がれている――と、自分は感じている。


■ 9代目 ■

夜空に浮かぶ、燦然とした輝き――ナイツ。

コメント  当初は、最愛機ファウストの後継的存在として発表されたナイツ。後にも先にも、(前日に 38 度超の熱が出たにも拘わらず)徹夜で新装開店待ちをしたのは、このナイツだけである。
 史上初であり、また最後の「Yタイプ」として登場した本機。しかし、筐体にはしっかりと「TYPE-B」と記されていて、苦笑した記憶もある。かの獣王と同時期にデビューしたために、世間一般的には印象が薄かったらしい――が、山佐お家芸のバウンドやカラーフラッシュが初めて搭載され、極限まで高められたボーナス確率が織りなすゲーム性は、ファウストとは少し違えど、自身を含めて少なからずの打ち手を虜にした。


■ 10 代目 ■

3が揃って BIG ボーナス――マジカルベンハー。

コメント  マジベンをホールで打てたのは、たった1度しかない。みなし機撤去の X デー間近、某県にあった最後の設置店にて、最初で最後の実戦を行った。
 ドリセブやマジベンといえば、裏。自分が打った台も見事な裏で、10 本足らずで BIG が確定した時には、横でしこたま金を突っ込んでいた、荒れ気味の常連に張り倒されるかと戦々恐々したものだ。
 しかし、連荘に身を焦がすのもいいが、ノーマルをまったりと打つのもいいのではないかと思う。忘れた頃に左リールがビタ止まりしたり、右リールがスベったりするのを眺める方が、個人的には好ましい。