女性のための津軽会話5

母・「(ちょっとくちごもり)あれ、んだが・・・でも今日だっきゃ早ぐ帰って来ねばまねよ。夜、たかしくるんだはんで。」
(訳)「あれ、そうだったっけ・・・でも今日は早く帰って来なければいけないよ。夜、たかしが来るんだから。」

娘・「なしに?」
(訳)「何しに(来るの)?」

母・「今度祝言あげるはんで、二人して挨拶に来るんだど。みんな結婚してまって、のごったのおめだげだよ。どす気だの?」
(訳)「今度結婚式挙げるから、二人で挨拶しに来るんだよ。みんな結婚してしまって、残ったのあんただけだよ。どうする気なの?」

娘・「いいじゃな、別に・・・(そそくさと)せば、行ってくる!!」
(訳)「いいじゃない、別に・・・それじゃ行ってくる!!」

母・「まままままま・・・どんだ、遊んでばしいで。」
(訳)「(和訳不能!後で解説)・・・なんでことだ、遊んでばかりで。」


今日のポイント

やっぱり青森では適齢期で結婚しないと周りがうるさいです。こんな会話もよくあるカナ??また「祝言」って言うのは少し上の世代までの人が使う言葉です。今は「結婚するはんで・・・」というはずです。「ままままま・・・・」というのは弘前近辺ではよく使います。津和訳でしっくりくる言葉がないのですが、あえて解説するなら、感情が高ぶりすぎて次の言葉が出ないときに自然と出てくる言葉でしょうか。