坂本 龍馬
(1835〜1867)
幕末史の中で、新しい世を作るうえにおいて最も必要な要素を無意識のうちに持ち得た人物は、
龍馬をおいてないであろう。自由、平等の思想を、その天真爛漫な資質があったがゆえに、
また、悲劇を受けてしまったのでもある。21世紀を目前にした現在を、
龍馬であったらどんな判断をするのであろうか。
あの時以来 130年が経って、今の日本人に変わったものは何か。民主主義の祖とも言える龍馬、
今の私たちより もっと先の目で日本を見つめていたのかも知れない。
又あふと 思ふ心のしるべにて
道なき夜にも 出ずる旅かな
君がため 捨つる命は 惜しまねど
心にかかる 国の行末
格子窓に桜の花びらが舞う明保野亭。
この春に撮りました。
風の中に龍馬の笑い声が聞こえてきそうで ・・・
今でも京都の町の中に生き続けているのです。
それよりきっと、大海原の風となって世界中を吹き抜けていることでしょう。