更年期障害は、卵胞ホルモンの減少によって起こります。通常、卵胞ホルモンが不足すると、脂肪組織で男性ホルモンが卵胞ホルモンに転換されて、女性ホルモンの不足を補うという
仕組みが体に備わっています。
そのため、痩せている人に比べ、太っている人は更年期障害が起こりにくいということが、確かにいえます。
しかし、更年期障害が出やすいのは、こんなタイプという定義もありません。どんな人にも起こり得る症状なのです。
強いて挙げれば、太っているとか痩せているという問題よりも、もともと自律神経の不安定な人や、情緒が不安定な人に、更年期障害になりやすい傾向があるということです。
更年期のつらさは、本人でないとわからないと言います。あまり思い悩まず、加齢中の1つの現象として受け止めて、気分良く暮らそうとする積極的な態度が必要と言えます。
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