WEEKLY DIARY - HEALTHY FILE
太りやすさに違いが出る2種類の脂肪細胞って何?
はい。「 白色脂肪細胞 」と「 褐色脂肪細胞 」をいいます。
「やせの大食い」とは本当にうらやましい話です。肥満の原因はやはり食物から摂取した脂肪や糖分が、消費されるエネルギー量より必要以上に多い場合、余分なエネルギーを体脂肪として効率よく溜め込む仕組みによって起こるものです。
脂肪の合成・分解・蓄積は、主に脂肪細胞と呼ばれる細胞の中で行われます。

その脂肪細胞には2つの種類があるというわけです。
1つは、エネルギーを中性脂肪の形で溜め込む「白色脂肪細胞」と言います。この細胞の多い人は、脂肪を溜める場所が人より余分にあるので、太りやすい体質といえるのです。
白色脂肪細胞は全身に分布していますが、特に腹部や大腿部の皮下、内臓の周りに多く、肥満になるとこの辺の脂肪がより増えてくるのです。

もう一つが「褐色脂肪細胞」です。こちらは熱の産生をつかさどる細胞で、血液中を流れる遊離脂肪を取り込み、熱として体外に放出します。
幼児期に多く存在するのですが、加齢とともに減少します。肩胛骨の周りや首の後ろ、脇の下など、ごく限られたところにしかありません。
この褐色脂肪細胞が活発に働けば、食べても太りにくい体質と言うことになります。この働きが活発でない人は、太りやすい体質であることは確かです。
仮に太りやすい体質でも、あきらめることはありません。過度のカロリー摂取を抑えて、有酸素運動などを行えば、脂肪は燃焼されます。蓄積した脂肪をエネルギーに変える努力をしていきましょう。

 
 
 
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