| さあ、3月は勝手にコンサートシーズン。行きますよ〜! 第一弾は、カーネギーホールとウィーンフィルの2大ミーハーポイントが一つになった夢のような演奏会。 Vienna Philharmonic Orchestra Daniel Barenboim, Conductor Program: SCHUBERT Symphony No. 5 in B-flat Major, D.485 BRUCKNER Symphony No. 7 ブルックナーの7番をプロオケで聞くのは、2003年小澤征爾・サイトウキネン以来。贅沢な話だ。 | | |
| 前プロは、シューベルトの5番。シブイ。編成は、6-5-4-3-1.5, Fl1, Ob2. Fg2. Hr2。しっとりとした弦の響きで、まとまった演奏。まあ、ウィーンフィルがばらけるワケもないのだが。繰り返しもキッチリ、何もかもキッチリ楽譜通り。シューベルトはこういう音が欲しかったのね、という演奏。 休憩を挟んで、メインはブルックナー7番。多分、ノヴァーク版。編成は増強(当然か)。7.5-7-6-5-4, Fl2, Ob2, Cl2, Fg2, Hr4+1アシ、Tp3+1アシ、Trb3+1アシ、WagnerTuba4, Tuba1, Timp1, Perc2。チューバの人は、何管だか分からないけど多分ロータリーチューバを2本持参して、曲の中で何度も持ち替えしてた。 1楽章の最後のTimpのlow Eのトレモロ、何故か2楽章のシンバル担当の人が、もう1台Timp叩いて、2台トレモロにしてた。多分同じ音。そういう演奏法なの? 2楽章、あんまりしつこくなくてイイ感じ。 3楽章、テンポは早め、っていうか多分普通。小澤征爾・サイトウキネンの演奏みたいに、効果を狙ったフォルテピアノクレッシェンドはしないで、あくまで楽譜通り。それでも、十分にメリハリが利いてて迫力十分であった。 4楽章、冒頭の複付点がキッチリはまっているのが心地よい。Cの5小説目、弦のフレーズの美しいppに一瞬ドキッとしたが、それが楽譜通りなんだな。当然とはいえ、楽譜通りの重要性を再確認。エンディングに向けて、盛り上がるも決してヒステリックではなく、あくまで上品。最後のところも、テンポは落とさず、伸ばしすぎず。まあ初日だし、あっさりと、というエンディング。それでもブラボー。拍手鳴り止まず、カーテンコール4回目くらいでようやくお開きとなる。 充実した演奏会でした。 | | |