津軽会話T−10

その翌日・・・・・工藤君は張り切りすぎて全身筋肉痛ですが、今日も参加しようか迷っています・・・

母:「斉藤君から電話だよ!」
(訳)「斉藤君から電話だよ!」

工藤:「おうわだばって、なしたんず?」
(訳)「よう俺だけど、どうしたの?」

斉藤:「ねぶたさいがねがって電話したんだ」
(訳)「ねぶたに行かないかって電話したんだよ」

工藤:「ねぶたさいぐって、跳ねるってが?」
(訳)「ねぶたに行くって、跳ねるのかい?」

斉藤:「あだりめだべな、木村だじもよばってらよ」
(訳)「当たり前じゃないか、木村達も呼んでいるんだよ」

工藤:「ああ、せばわがった」「かっちゃ〜テーピング出してけ〜!!」
(訳)「ああ、それならわかった」「母さん〜テーピング出して頂戴!」

工藤君は満足に歩けないのにテーピングをしてまた衣装に着替えました。津軽人はねぶたの太鼓の音が聞こえると体がついていかなくても、ねぶたモードに切り替わるのです。


今日のポイント

単語

よばる:呼ぶ

コラム

津軽弁をマスターするには、ネイティブな津軽衆とのマンツーマン学習が一番の近道ですが、なかなか周りには津軽衆はいないと思います(居たとしても正体を隠しているのかも知れませんが)。この「基礎津軽T」では、青森市に住む普通の高校生、工藤君・斉藤君の会話を中心に津軽弁の会話を紹介していきました。簡単な会話程度なら、この程度で十分です。基礎津軽Tのレッスン1〜10までを暗記できれば立派な津軽衆です。もう俺は津軽弁OKさと言う方は、「基礎津軽U」を準備していますのでそちらを見て下さい。最後に、ここまで見て下さった方どうもありがとうございました、深く感謝致します。